食物アレルギー検査とIgE抗体
IgE抗体とは
食物アレルギー検査を受けるときなどに耳にすることも多いIgE抗体とは、アレルギー抗体とも呼ばれるもので、アレルギーを起こす抗原との接触を繰り返すうちに体内に蓄積され、量が一定ラインを超えるとアレルギーを発症する交代といわれています。アレルゲンというアレルギーを引き起こす物質が再び体内に侵入したときにIgE抗体がこれをキャッチして肥満細胞に伝え、ヒスタミンなどが放出され、これらが過剰に血管や神経を刺激することでアレルギー症状が出るとされています。IgE抗体は、健康な人の体内にはごくわずかしか存在しません。ところが、アレルギーが起こっている人の場合には、アレルゲンに対して、IgE抗体をたくさん作り、その後、アレルゲンが再び入ってくるとアレルギー反応を起こすとされています。アレルギーの特徴として、アトピー素因という体質がありますが、アトピー素因とは、IgE抗体を作りやすく、アレルギー疾患になりやすい体質のことで、遺伝する傾向があると考えられ、統計上、両親や兄弟にアレルギー疾患がいる人は、いない人よりもアレルギーになる可能性が高いことからそう考えられているのです。遺伝的素因のほかにアレルゲンに接触しやすいような環境もアレルギー症状に重要であることがわかってきました。IgE抗体は人の体を守るための抗体なのですが、その過剰な反応でアレルギーを引き起こすという考えなので、非常に難しい病気とされています。